ワタクシが尊敬する偉人の一人にイチローさんがいます。
彼のすごさはワタクシが語るまでもないですが、特に感銘を受けるのは、「習慣化され、本人にとっては努力している認識はないことが、まわりから見ると努力しているように見える状態」を実践し続けたこと。
例えば体づくり。まわりからすると「イチローはなんであんなにストイックに努力を続けられるんだ!?」となるのですが、本人からすれば努力をしている認識はなく、「プロ野球選手で活躍したいのであれば体づくりは当たり前。努力のうちに入らない」と言う。
これ、ミスタータイガースと呼ばれた掛布選手も同じで、「毎日500本素振りなんてすごいですね」と言う周りに対して、「あんなもん努力ちゃいますねん。当たり前ですがな」と言う。。
そうした状態を作り出すことが、努力が習慣化しているということ。
そしてその状態を達成するためのポイントが、この「仕組み化する」ということになります。
もくじ
仕組みをつくって習慣にする
新しく始めたことが習慣化されるまでには、おおむね以下のプロセスを踏みます。
目標を立てる → やってみる → とにかく続ける → 苦も無く続けられるようになる
これ、言葉でいうのは簡単ですが、まずやってみること、そしてそれをとにかく続けるところが意外と難しい。
「3日坊主」とはよく言ったもので、まずやってみたものの3日で飽きてきたり、別件で忙しくなりダメになったり。
で、これを防ぐために大事なのが、プロセスの中に「仕組み化する」と言うアクションを入れること。
先ほどの例で行けば以下のようになります。
目標を立てる → まず仕組化する → やってみる → とにかく続ける → 苦も無く続けられるようになる
いくつか例を見てみましょう。
例1:毎朝のウォーキング
ワタクシの場合、朝起きてまずやるのが30分のウォーキング。
朝起きて、ねぐせ直したり着替えたりして準備するのが面倒なので、ねまきはいつ外に出てもおかしくない、わりとビジュアルなジャージにし、ウォーキング用の帽子も購入。
朝起きたら顔も洗わず、めがねかけて帽子かぶって、上着はおってそのまま外へ。
歩くだけだとだんだん飽きてくるので、お気に入りのAirPodsとiPhoneを携帯し、YouTubeをながら視聴しながら歩くようにしてます。
仕事がどれだけ忙しくても必ずやるようにしていて、習慣化してくると、逆に朝歩かないと一日中気持ちが悪かったり、、するようになります。
例2:毎日のブログ記事更新
例えばこのブログも、習慣化してきたものの一つ。
ワタクシの場合、とにかく1日1記事以上更新を必須にしていて、仕事とかでどれだけ忙しくても、とにかく1日1記事はUPするようにしています。
と、いいつつも、さすがに深夜まで仕事したり、飲み会が入ったりしたときにこれをやるの現実的ではないですので、土日の比較的余裕のある時間や通勤時間を利用して、ちょっとずつでもアップできるような環境を整えてます。
で、できるときに記事を書き溜めたり、毎朝6時に1記事ずつ自動公開するように設定しています。
これでつまり「毎日記事をUPすることを達成」しています。
これ、同時にワタクシの頭の整理にもつながっていて、今では書くことが楽しくなってます。
仕事で雑談入れるときなんかも、ブログ記事書いてたおかげで体系立てて話せたりします。
仕組み化するためのコツ
で、この仕組化にはいくつかコツがあります
1. 継続を最優先にする
先述の例からもわかる通り、実はそんなにすごいことを、、やってませんよね?
これ、あえてそうすることが大事で、やる内容をちょっと物足りないくらいのレベルにして、あえてハードルを低く設定します。
例えばワタクシの例だと、あえてランニングではなくウォーキングにして、体調の良しあしによらず、とにかく続けられるようにしています。
「毎日1キロ以上走る!!」とかやると、ちょっと体調が悪かったり忙しかったり寒かったりすると、急にやる気がなくなったりしますよね。
で、一日でもさぼってしまうともうだめで、次回以降、なかなか再開することができなくなります。
2. 楽しみを付加する
先ほどのウォーキングの例で行くと、毎朝歩くだけでなく、更にAirPodsで「ながら視聴」するようにして、ただのウォーキングではなく、知識の補完もできるようにしています。
YouTubeの有料サービスに申し込めば、宣伝なしでバックグラウンド視聴ができるので、ポケットに入れたまま音だけ再生することができます。色々な情報が入ってきますので、お気に入りのYouTuberを決めておいて毎朝聴くなど。
これで、歩く時間を楽しい時間に変えているわけですね。
こうなると、別に「頑張ろう」とか思うことなく、気分の良いこととして続けられるようになります。
ブログの例も同じで、ただ「書くだけ!」だとだんだん面倒になりますが、これにワタクシ自信の「知識の整理」や「話すときのネタの整理」の目的を付加しています。これで、(ほんとうはいけませんが)最悪誰にも読まれなくても、ほかでもないワタクシの役に立っているわけですね。
ワタクシが誰かに話すとき、ブログで整理した情報があればすらすらと口から出てきて楽しくなってきます。
3.タイミングを固定してしまう
朝起きてすぐ歩く、ブログは移動時間と休日朝にやる、○○はご飯食べる前にやる。
そうしたことをあらかじめ決めてしまい、いつも同じタイミングで行なうことも、行動を仕組み化する手段として有効です。
日々の生活の中でルーチン化してしまうわけですね。
さらに、筋トレしたあとに、大好きな食事やマッサージをいれるなどして、自分へのご褒美を設定すると、ルーチン化したタスクにハリが出てきますね。
習慣が人格となり、人格が運命となる
ワタクシの尊敬する人物の一人、マーガレットサッチャーの言葉があります。
考えは言葉となり、
言葉は行動となり、
行動は習慣となり、
習慣は人格となり、
人格は運命となる。
行動を仕組み化して、継続できるようになると、やがて日常生活の一部になり、習慣化されます。
習慣化することで、毎回思い出したり考えたり、やらなければという意思も必要なくなります。むしろやらないと気持ち悪くなったりしますね。
ぜひ行動を仕組み化して、当たり前に続けることで、周りにとっては凄いことでも、あなたにとっては普通のことにしてしまいましょう。
その状態を長く続けることで、知らぬ間にあなたが目指した自分に近づくことになるのですから。