ベタではありますが、ワタクシが大好きな歴史上の偉人の一人に徳川家康がいます。
彼は幼少期、今川家や織田家の人質として育ち、母親とも離れ離れとなり、決して恵まれているとは言い切れない状況にありました。
それが時節を見ながら着実にコマを進め、時に武田信玄にこれでもかとたたかれ、織田信長には嫡男を切腹させるよう指示を受け、これを飲み、信長亡き後は秀吉に頭を下げることになりながらも、秀吉亡き後、気づけば彼の右に出るものはいなくなっていました。
その後関ヶ原の戦いや大阪冬の陣、夏の陣を経て天下を取り、江戸幕府を開き、現在の東京の原型を作り上げました。
信長のような、だれもがわかるヒーローは、とても格好がよくあこがれるのですが、苦労に苦労を重ねながらも実力を蓄え、最後に勝利した彼の生きざまは、何となくですがワタクシのような凡人にも希望を与えてくれます。
で、そんな彼が残した名言に以下のようなものがあります。
<徳川家康の名言>
人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くがごとし。
急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。
心に臨みおこらば、困窮したる時を思い出すべし。
忍耐は無事長久の基、怒りは敵と思え。
勝つことばかり知りて、負くることを知らざれば害その身に至る。
おのれをせめて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。
天下人の苦労がにじみ出てきます。
たまにこの言葉を思い出しながら、自分にできることを謙虚に確実に進めていきたいものですね。