サラリーマンと実業家の間には決定的な違いがあります。
それは資産性の収益を持っているか否か。
本稿では、サラリーマンが経済的自由を勝ち取るために得るべき資産性の収益について解説します。
もくじ
1)労働集約型の収益モデルとは
労働集約型は、その名の通りあなたの労働力、つまりあなたの時間をささげること対価を受け取る収益モデルです。
サラリーマンは労働集約型の典型で、朝から晩まで勤務することで一定のお給料がもらえます。
工場労働者がイメージしやすいですが、毎日定時に工場におもむき、昼休みを挟んで労働を続け、定時に帰る生活を繰り返すわけですね。
昔は、会社にさえコミットしていれば処遇は守られましたし、長期間働けば一定の昇給・昇格も約束されていましたので、そうした時代にとてもマッチした収益モデルということになります。
2)資産性の収益モデルとは
資産性収益は、その名の通りあなたの資産が稼いでくれる収益モデルです。
不動産収益が一番わかりやすいと思いますが、あなたが寝ていても遊んでいても、誰かがあなたの不動産を借りてくれていれば、毎月家賃収入が得られますよね。
ヒトに貸し出すほどの資産を持てるかどうかが悩ましいところですが、とにかく一度資産を持ちさえすれば暮らしに楽になりますし、生まれた余力を更なる投資に回すことで、収益のボリュームを増すことができます。
少し値動きが激しいのが難点ですが、株式投資なんかも、働かずとも一定の収益〈損失?〉があげられるという点で資産性収益と言うことができます。
3)労働集約型ビジネスと資産性ビジネスの違い
労働集約型ビジネスと資産性ビジネスの違いを、即効性/拡張性/安定性/将来性の4つの視点で比較しました。
これを見るとわかる通り、労働集約型ビジネスは、働けばすぐにお給料がもらえるという点で、スピード面でメリットがありますが、体調を崩せばたちまちのうちに働けなくなり、お給料がなくなりますし、収益を伸ばそうにも、収益の源泉であるあなたは一人しかいませんので当然限界があります。
一方で資産性ビジネスは、間違った働き方をすると長期にわたり全く収益を得られませんが、適切な方向で努力を続けていれば、小さいながらも資産がお金を稼ぐようになります。
時間がかかり、かつ成功するためにはある程度のセンス・才能がいることが難点ですが、継続した努力でそれをクリアすれば大きな富を得ることができます。
4)実は副業も、労働集約型と資産性の2つに分けられる
当然ですが、副業にも労働集約型の副業と資産性の副業の2つがあります。下のマトリクスをご覧ください。
<副業の特性マトリクス>
例えば最近話題のUber Eatsは「クラウドワーク」に該当します。
もちろん、Uber Eatsのビジネスモデル自体は、プラットフォームが収益を生むという点で資産性と言えますが、Uber Eatsでデリバリーする人たちは完全に労働集約型ですね。
そのほか、高単価アンケートで稼ぐ方法やネット懸賞、せどりなんてのもありますが、いずれも労働力を投入し、その対価を得るという点で労働集約型と言うことができます。
一方で、ブログを書いてアフィリエイトで稼ぐモデルや、最近話題のYouTuber。これらはある程度働く必要があるという点で労働集約的な要素がありますが、安定してしまえば、これまでアップした記事や動画が稼いでくれますので、その点では資産性と言うことができます。ただし、収益を生むまでに相当の時間がかあるのが難点です。
不動産収益は、安定してしまえばフルオートで動きますので完全な資産性収益と言えますが、初期投資がかかる点と空室リスクがある点が難易度を上げています。証券投資についても、値上がりすれば即座に不労所得となりますが、元本割れのリスクも高いですからね。
いずれも一長一短ですので、自分の得意能力も加味しながら、最適な副業ポートフォリオを組むことが重要です。
5)副業・独立のポイントは「資産性収益をどれだけたくさん作れるか?」
副業は、本業がある前提の話になりますので、当然時間的な制約が入ります。
最近は人手不足で、大手企業であっても一人当たりの労働量が上がる傾向にありますし、働き方改革の弊害で、実際には自宅で働かなくてはいけない人も多いのではないでしょうか。
そんな中、労働集約型の副業をするというのは、、ちょっと現実的ではありませんよね。たとえ時間がかかったとしても、少しずつでも資産が蓄えられる資産性収益を目指すべきだと思います。
上のマトリックスでいえば上半分の領域ですね。ワタクシのブログも、全般で資産性がある領域をターゲットとしています。
ちなみに上の写真、「なんで鍛冶屋のおやじがこんなにかっこいいんだ!?ってか、なんでファイアーが巻き上がる中でマッパなんだ!?」と、思わず突っ込みたくなったので採用しましたが、あまり深い意味はありません(^^;
6)おすすめの書籍
資産性収益と労働性収益の違いをもっとも端的に表した名著が「金持ち父さん 貧乏父さん」。
多くの人に愛されるこの本は、何度読み返しても気づきの多い一冊です。
もしまだ読んでない方がいたら、是非一読することをお勧めします。
ちなみに、金持ち父さんの本は、その後いろいろなシリーズが出されていますが、何となく回りくどさがありますし、結局初版が一番わかりやすくて面白いです。
7)まとめ
いかがでしたか?労働性収益と資本性収益の違い、副業にもその違いがあり、サラリーマンで本業を抱えるみなさまは、可能な限り資本性収益を目指すべきこと。
頭の整理含め、少しでもご参考いただけたら幸いです。
いずれにしましても、経済的自由の獲得に向け、日々邁進していきたいものですね。